運転もスマホも裸眼で不自由ない方や1本のメガネで問題ない方は良いのですが大人になっていくと眼に関してもメンテナンスや装備が必要な場合があるようです。今日は眼の装備についての話です。先月は近近レンズ、今日は中近レンズについて。で中近レンズとはなんぞや?それは簡単にいうと”室内用メガネ”です。遠近両用メガネのようには遠くが見えないけれど室内だったら不自由なく使える。そして遠近両用メガネより近くが見やすい。”室内での生活がしやすい”に特化したレンズです。なぜ中近レンズが良いのかというと私達は、ほとんど5m以内を見る生活をしていると言われているからです。例えば・・・
デスクトップパソコンとキーボード
ノートパソコンや書類
レシピを見ながら料理。
スマホで買い物。
車やバイクの小さな部品を見る方もいるでしょうし、編み物や裁縫、賞味期限とか原材料とか薬の説明とか見たり本やYouTube、ゲームする方もいらっしゃいますか?
そうすると5mより先のものが見えなくても、ほとんど支障がないという事です。だとしたら遠くから近くまで見える遠近両用レンズよりも室内用の中近両用レンズの方が近くが見やすく楽チン。なぜ近くが見やすいのかというと・・・HOYAさんの図をお借りしてご説明いたします。こちらが中近レンズの設計を色分けした図です。
青が遠く(=テレビ)黄色が中間(=パソコン)ピンクが近く(=スマホ)が良く見えるところ。パソコンやスマホなど中間から近くが良く見える設計です。もう一つの中近タイプは
ピンクがっつり近く重視型の中近レンズ近近レンズにも近いです。比較してください。こちらが遠近両用レンズです。
遠くが見える青がたっぷり中間(黄色)と近く(ピンク)がバランスよく入ってますが、その視野は狭くなってしまいます。遠近両用の中には中間重視型の設計のレンズもあります。が、近くの視野やハッキリ具合は中近レンズにかないません。参考までにこちらが遠くだけ見えるレンズ(いわゆる単焦点レンズです)
調節力がたっぷりあった20代の頃はこの単焦点で難なく遠くも近くも見えました。それは自分の毛様体筋が近くを見るピント合わせをしてくれていたのです。ありがとう私の毛様体筋。さよなら調節力。という事で私のように調節力が弱くなってくると1つのメガネをかけたままではうまくピントが合わずメガネ外すとか、メガネかけ替えるとかになり目元がやたら忙しなくなるわけです。今日ご紹介した中近両用レンズは遠近レンズより室内生活で使う視野が広くデスクワークに、お料理に、お買い物に普段の生活が快適になるレンズです。ちょっとしたプチ情報として、レンズ選びの選択肢に中近両用レンズを入れていただきプラスαで生活が快適になったらと良いなと思います。今日もお付き合いいただき、ありがとうございました。マミでした。